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夏越の祓い 国の大祓

今、日本は厳しい自然環境にさらされています。火山活動や地震の脅威があり、異常な天候不順が続いています。そして、世界情勢はヨーロッパもアジアも何が起きてもおかしくないような、危なっかしい状態です。

古来、日本の気候は「五風十雨」といって、五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降る穏やかな気候であり、また、それは世の中が平穏無事で豊作の兆しとされていました。今そんな穏やかな気候は思いもつきませんね。

自然環境にせよ社会情勢にせよ、世の中が不安で治まらない時は、為政者はもちろんのこと国民すべてが自らの言動を省みて、慎みを持って祓いをしました。それを定期的に行うのが夏冬の大祓や各種の行事です。

日本では公の〝まつりごと〟をはじめ個々人の行いまで、あらゆることに正しさを求めました。それは人は日常を通して神の御前にお使いする(神は見ておられる)とされてきたからで、これは神勅であり国是とされていました。

正しくあることを「直る」と言います。人は知らず知らず過ちを犯しケガレを作りだします、それを祓って世の中のことから個人の生活や健康のことまで直るとしたのです。

昔の人々にとって神の前で祈るとは命懸けの真剣なもの、それで自らを正しく見つめて神のご加護を受けたのです。今も神代から続く神国日本。国民一人一人が清く正しくあってこそ、国は繁栄すると信じられて来たのです。

大祓・獅子祭           7月19日 14時半

    無病息災、開運招福、商売繁昌
      人形祓い・茅の輪くぐり