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戌の日に

11月30日は戌の日、この日当社では安産祈願が三件。それも皆さんよくお参りに来られている方で、すでに子授けの祈願や家庭百日行をされている方ばかりです。古来より、不思議なことは続く、類は友を呼ぶと言われていますが、丁度今回の社報の「おがけばし・神徳記」に、子供の誕生の話が続いたので準備していたところ、子供を授かった報告が新たに続きました。
産土様の御神徳は人に魂を授け、その魂の成長を守ってくださる、私たちの魂の親です。この日の出来事は17ヵ村の惣産土である神様の御神徳の顕われと思い嬉しく有り難く思いました。

母親は十月十日、日々成長していく重たいお腹を抱え大変な思いをしますが、実際に「今日は心臓を創る」とか「明日は手足を創る」とか言って赤ちゃんを創っている人はいません。

それは正に神業、粛々と精密に神様が創っておられるのです。そこでは親は心の平安を心掛け食事に気をつけながら、只ひたすらに神に祈ることしかありません。
命の誕生とは本当に神秘で、まさに「神のみぞ知る」です。
生命は神の顕れ、神の領域です。そして、生命のことは人は一切分からない。明日、自分の命がどうなっているかさえ…分からない。命は神様任せ、神様にゆだねられているとしか言いようのないものです。人は神なしには生きられないのです。