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春を迎える

「春を迎える」とは伸び栄える命を充足し、収穫を予感することです。お彼岸は先祖を偲び讃えると共に世の天下太平、五穀豊穣の祈りであり、生きている子孫の繁栄、無病息災をお約束する人として最も大切な営みです。日本人は季節の移り変わりを感じながら、日常の生活儀礼として、自分の命の元である親先祖を祀ることを一番に行ってまいりました。

私たちが魂の充足、心の安定、身体の調和を得る為には先祖への感謝の祈りが生活の根底に必要です。神を見失った人は生きることに深い不安と悲しみを感じてしまいます。安心安全な社会を創る為にいつの時代も心して行われてきたのが祖霊祭祀です。

昨今の社会情勢の中では、人々の不安を取り除く祈りが公私ともに必要です。
親先祖を祀ることによって私たちが先祖と共に安心させていただきます。そしてその安心の波動が自らを幸せにし、世の中を明るしていく一番のものです。

今の世の不安、人々の迷いを祓えるように、産土の大神の御神徳を伝えていただき、共にお祈りいたしましょう。神社や自宅の神棚や仏壇で、始めにいのちを頂き無事であることの感謝からお祈りをしましょう。

春の祖(みおやの)霊祭(たままつり)

3月21日  正午

神習う 人は此の世の 宝なり
人知らずとも 神これを知る