祭とは

 

神様をお迎えして、お持てなしする意味合いで行います。昔は熟饌と言って調理された、直ぐに食べられる状態になっているものをお供えしていました。天皇様が直接ご奉仕なさいます新嘗祭は神人共食儀礼といわれ、神さまのお供えと同じものを陛下が召し上がります。この儀礼の古儀を残したものが直会とされています。お祭り後の食事会と思われている方が多いようですが、本来は神様にお供えしたお下がりを頂き恩賴(みたまのふゆ)を体に取り込むもので、直会までがお祭りです。

この儀礼は冠婚葬祭すべての儀礼において踏襲されております。祝いの席をはじめすべての儀式では勝手に食べ始めることは出来ません、挨拶が済むまで待ってみんなで全く同じ料理を頂きます。同じ釜の飯を食べるという言葉がありますが、食事を頂くことは命を頂くことであると同時に神霊やご先祖に繋がる大切な行為なのです。
大事なことを決めたり報告する時は神社や、家であればお社やお位牌や祖霊社の前で行います。神様やご先祖照覧の上物事を進めると言うことでした。
神祭りは高天の原(天上界)と同じように行っているという信仰があります。古事記の中では高天の原でも神々がお祭りをされております。それと同じように祭をせよと言われて天皇様がお祭りをされるようになっています。我が国の成り立ちから国のあり方に関わる神勅(三大神勅)と言われる神々とのお約束があります。表現があまり相応しくないかも知れませんが、そのお約束の履行もしくは担保としてお祭りをすることになっております。陛下自らなさる親祭をはじめ、全国津々浦々で行われる御祭りには神々のもとで国を安堵する意味合いが存しております。ですから祭は外してはならないものと厳粛に威儀を正して行っております。

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