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戦後七十年 鎮魂の春

 

天皇皇后両陛下は4月9日にパラオ共和国ペリリュー島に
慰霊の為に訪問されました。
パラオは終戦までの31年間日本の統治下にあり、そのペリリュー島は日米の壮絶な戦いが繰り広げられたところです。その戦闘に先立ち日本軍は島民を疎開させたので島民の死傷者は出て居らず、今でも大変親日的な国民です。
またパラオの国旗は日本の日の丸に敬意を持って模したと言われています。

太平洋艦隊司令長官ニミッツ海軍大将はペリリュー戦は米国史上最高の戦闘損害比率を出したとしています。
そして、その負けると判っていた戦いに最後まで戦い抜いた日本人の愛国心は、天皇陛下のご存在に寄るところのものでした。それを知った米軍は日本軍人の忠誠心に最高の敬意を表して〝天皇の島〟とペリリュー島を名付けています。
天皇皇后両陛下におかれましては常にも慰霊のことを気にかけておいでになるお姿に深く感銘致します。それとともに〝怨親平等の鎮魂〟と言われる、戦いが済んだ後は恩讐を超えて両軍とも戦死者の御霊を慰霊するという、日本古来からの麗しい祭祀伝統を心を込めて行われていることに、日本人として日本人であることの誇りとありがたさを感じます。

「敵ながら天晴れ」「敵に塩を送る」「武士は相身互い」「昨日の敵は今日の友」などの言葉は高い精神性を持ち誇り高く生きていた証しです。記紀の「國譲り」における互いの違いを尊重して譲り合って無益な戦いを避ける。また、倒した相手にも恥をかかせることなく礼を持って接しました。
「和を以て貴しと為す」という日本人の高い精神は世に平安をもたらす叡智であり、日本人しか出来ないことです。

日本人が「御霊を祀る」ということの本質を見失ってしまえば、日本人の真の倫理や誇りは消え失せてしまいます。
敵であろうが仲間であろうが、優れたもの、美しいもの、強いもの、気高く尊いものを賛美する心がなければ、羨み妬む醜い心となってしまします。それは群れを作って弱い者を虐げる「いじめ」という精神構造を助長するものとなります。結果として人の品性や倫理道徳を葬り去ることになります。
私ども日本国民は怨親平等に慰霊される両陛下の大御心に学び、日本人の伝統的な生き方である「忠孝敬神崇祖の道」を啓発して、日本人の矜持を取り戻す切っ掛けとすべきだと思います。

※ 靖国神社の鎮霊社

靖国神社には世界中のすべての戦没者(敵味方の区別なく民間人まで)を祀る「鎮魂社」があります。祀られたのが昭和40年と新しくお社も大きくもありません。日本の伝統的価値観から言えばもっと重要視され、厳重に祭祀されるべきだと思います。

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