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禍津霊(まがつび)と直霊(なおび) 

東日本大震災のような災害や疫病や戦争や火事、そして個人的な悪しき出来事などの禍(まが)事(ごと)の原因を禍津霊と言い、災厄の神とされています。それは人が作り出すケガレ(マイナス想念・欲望・七情等、社会規模では思想信条や価値観つまり人の生き方の誤り)に起因します。

今もって解決方法の見いだせない原発の放射能汚染は、あらゆる物を穢しそこに住むことも近寄ることも出来なくしてしまいました。これは人の作り出した禍津霊の最たるものなのでしょう。

防災、食料、環境など様々な安全基準を専門家と呼ばれる人が決めています。しかし、この度の原発事故一つ省みても万全ということは無く、むしろ利害を優先したり責任逃れの為という感がどうしてもぬぐえません。人の為や自然環境の為に掛け値なしで考えられた基準だったのでしょうか。今、人々は疑心暗鬼になっています。

正しい判断をする為には、誓約(うけひ)と言われる、人が神に問う敬虔(けいけん)さや慎み畏(おそ)れを持ち、自らの命を懸ける真剣さが必要です。判断する側にその真剣さがなければ、その判断自体が禍津日となります。

私どもがなすべきことは、自分たちの考え方が正しいのか、今の自分たちの暮らしぶりを続けて良いのか?、地球上にいる人間一人一人が見直しの必要に迫られています。人の世の歩みを省みつつ、責任を持って未来を展望し、自ら真剣に神に問い神を祈ることです。

東日本大震災の極限状態の中でも自分より他人を思いやり譲り合う人々、その公に生きる価値観(天地神明に恥じぬ生き方)を中心に据えた日本人の精神を取り戻すことです。

そして、人の上に立つ長たる者には、世の中に対して自らの命を懸ける真剣さと責任をとる潔さを求めたいものです。

このような心のあり方をまこと(誠・真)と呼び、自ずと神に通じ、期せずして天佑神助を受け間違いの無い道を歩ませていただけるのです。このとき人智を越え神威(神直霊神・大直霊神)により禍津日を祓うことが出来ます。

真心に至る浄心こそが神道霊学の極意であり、神に通ずる唯一の法とされる所以です。

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